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赤ちゃん用のミルクのお水が気になる方は多いのではないでしょうか?赤ちゃんに安全で美味しいお水を飲んでほしいとの思いは世の中、どのお母さん、お父さんも思う気持ちですね。
大人が飲んで「美味しい」と思うお水と、赤ちゃんのミルクに適したお水は違います。本記事では、赤ちゃんのためのお水(ミネラルウォーターや天然水、ウォーターサーバー)を選ぶ際のポイントなどをお話しします。
赤ちゃんのミルクに適したお水とは?
赤ちゃんのミルクづくりに適したお水は、ミネラルが少ない軟水のお水だと言われています。
ミネラルとはカルシウムやマグネシウム、ナトリウムなどですが、適度な量のミネラルは私たちの体にとっては必要な栄養素であり、バランスの良いミネラル分は、お水を「美味しい」と感じさせるポイントになっています。
しかし、赤ちゃんは私たち大人の人間とは違い、まだまだ体が小さく、過度のミネラル分の接種は体にとって負担です。また、赤ちゃんのミルク自体に必要な栄養分は含まれていますので、さらにお水でミネラルを過度に足す必要はありません。ミネラルが少ない軟水が適している理由です。
赤ちゃんのミルクづくりに適したお水は、ミネラルが少ない軟水のお水です。
日本国内で採水される多くのお水は「軟水」であり、私たちは育ってきた環境からも「軟水」を口当たりがよく飲みやすいと感じる傾向があります。日本国内で販売されているミネラルウォーターも比較的軟水が多いので、私たちにとって軟水は安心ですね。
一方「硬水」はミネラル分が多く、「お水を固く感じる」と言う人も多いお水です。飲み口だけではなく味わいも強いため、お料理などに味や風味を追加するのに便利です。大人にとっては魅力のある硬水ですが、まだまだ何も色がついていない赤ちゃんには、クセの強い硬水は控えたほうが良いでしょう。
水道水を使う場合
一番気軽に使える水道水、日本国内の水道水は、水道法により水質基準が厳しく決まっており安全に管理されているお水です。世界のなかでもトップレベルに安心できるお水と言えます。
ただし、水道水は配水の過程で水道管を通った際に、錆びや余計な金属類を含んでしまう可能性があります。またマンションなどでは貯水タンクの管理が不適切だった場合、水道水自体の安全性が損なわれます。
国の安全基準自体は適格でも、お水の配水の過程なども考えると水道水が安全であるとは言い切れません。水道水の利用には十分な注意が必要です。不安に感じる方は、浄水器の利用や、水道水浄水型のウォーターサーバーなどを利用すると良いでしょう。
市販のミネラルウォーターを使う場合
市販のミネラルウォーターは「大人が飲むときに美味しく飲めるように」ミネラル分などを考慮したお水になっています。コーヒーを淹れる時に使ったり、ご飯を炊くお水に使うとより味を際立たせますので、とても素敵です。
しかし、赤ちゃん用のミルクでは前述のとおり過度なミネラル分は体に負担をかけますので、軟水かつミネラル分の控えめなミネラルウォーターを選ぶと良いでしょう。
市販のミネラルウォーターについては、以下の記事で成分比較をしているのでご覧ください。
「い・ろ・は・す」などはミネラル分控えめの軟水ミネラルウォーターです。
またミネラルウォーターは通販で定期的に購入すると自宅まで届きますので重いお水を運ぶ必要が無く便利です。赤ちゃんがいるご家庭では買い物も何かと手間がかかります。重いお水をコンビニやスーパーから運ぶのは辛い。通販での購入は一つの有効な選択肢ですね。
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市販のミネラルウォーターで人気の「エビアン(Evian)」は、大人の層にはとても美味しいお水として広まっていますがいわゆる「硬水」に分類されるお水でミネラル分も比較的多いため、赤ちゃん用のミルクには適しておりません。
市販のミネラルウォーターを使う場合は、開封・キャップを開けたら早めに使い切ることです。
日本国内で販売しているミネラルウォーターの殆どは出荷前に加熱処理をしています。しかし日常生活のなかで空気中には不純物や雑菌が飛んでいるため、開封した場合は紛れ込み増えてしまう可能性があります。
基本的には、開封・キャップを開けたらすぐに使い切る。もし保管する場合でも冷蔵庫に入れて保管、日が過ぎたミネラルウォーターは赤ちゃん用には使わず大人の飲料用やお料理用に使うなどで工夫をしましょう。
ウォーターサーバーを使う場合
ウォーターサーバーは大きく「天然水ボトル型」「RO水ボトル型」「水道水浄水型」と分けられます。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、主にコストや生活環境によっておすすめが変わります。
赤ちゃんミルク用に適したお水は、RO膜(逆浸透膜)で不純物や細菌を0.0001ミクロンのレベルまで除去できる高性能のフィルターを通して浄水してできるお水を使った「RO水ボトル型」か、「水道水」を高性能フィルターで浄水して使う「水道水浄水型」のウォーターサーバーです。
「天然水ボトル型」も赤ちゃんミルク用に適したウォーターサーバーはあります。
しかし、天然水の場合、「お水の美味しさ」を一番の売り(おすすめポイント)であり、日本国内の良質な天然のお水を採水するため比較的コスト高になりやすいデメリットがあります。
また「天然水ボトル型」は天然水自体の美味しさを損なわないために浄水、殺菌処理は比較的抑えています。もちろん安全基準を満たしていますが、赤ちゃんミルク用では、「RO水ボトル型」か「水道水浄水型」のほうがより適していると考えられます。
「RO水」自体は純水でミネラル分は含まれませんが、「RO水ボトル型」のウォーターサーバーはお水自体に「味」を付けるためミネラルを追加しています。ただし日本国内のウォーターサーバーであれば過度のミネラルの付与はせず軟水で美味しいお水にしているのが一般的です。
また殆どのウォーターサーバーは「冷水」と「温水」の2種類のお水を直ぐに使えます。ミルクを作る場合にお水を温める時間を減らすことができ便利です。
あかちゃんがお腹を空かせて泣いてしまっても、すぐにミルクを作ってあげられるのは嬉しいですね。
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まとめ:赤ちゃん用のミルクに適したお水の選び方
赤ちゃんのためのミルク作りに適したお水の選び方、ポイントです。
- 赤ちゃん用ミルクに使うお水はミネラル分が少ない「軟水」が適している
- 水道水は国の基準を満たした安全性の高いお水だが、配水の過程などで安全性が低下する場合がある
- ミネラルウォーターは開封後はすぐに使い切ること
- ウォーターサーバーは「RO水ボトル型」か「水道水浄水型」がおすすめ
あかちゃんが笑顔ですくすく育ってくれるように、お水も、あかちゃんに適したものを選びたいですね。
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